もういいよ
自分が感受性が豊かな20歳のころにこの本を読んで衝撃を受けた。特に内田の話。人間の愚かな部分を全て持ってるような内田の話は人間観察に興味がある自分には衝撃的で、自分の他人を見る目が変わったし、この本は人間の本質を理解する上でバイブルだと思った。
しかし、それよりは成長した今、むしろこの本には嫌悪感さえ覚える。今なら、内田って自己愛性人格障害で済む話。内田の行動に目新しさも衝撃も無い。
そういう人格障害の人間を面白ろおかしく書くことが最低の行為にも思える。
奥崎謙三のビデオもそうだが、この人、人間へのリスペクトが無いよね。人間がちょっとおかしくなってしまう理由を突き詰めずに、ただおかしくなった人間をネタに笑いを取るという。
そんなのがライフワークとはなんかねって感じ。
根本敬の素
根本さんのエッセイでは抜群に面白い、特に『根本敬中年愛≠ヨの原体験』と『内田研究所とビックバン』と『尹松淑さんのこと』
で、吉田佐吉や、村田藤吉のモデルになった、人物が登場してくるので非常に興味深いですね。これを読んでやっと、根本さんの妄想が、危ないモンじゃ無いと分かりましたから、不思議なものです。
生き延びるために
解放同盟の根本氏の果てしなき解放運動の記録。日々の生活では見過ごしてしまう人間の側面を言語化し、解放した記念碑的作品。もしも宇宙人がどこかにいて、人類について知りたいと言ってきたら、私は聖書とこれを薦めたい。どちらも、人間がどういうものかを普遍的に描いているから。一昔前の「全体小説」というような言葉も思い出されるような、まさに巨編。何回読んだかわからない、永遠のマスターピース。
すべてはこれから始まった。
根本敬の読み物三部作の記念すべき第一弾。 すべてはこれから始まった。 今までのどんなジャンルにも分かつことのできない絶対的な内容。 それは昔話のような普遍性と超前衛を持ち合わすという奇跡のケミストリー。 根本敬は偉い。偉くて偉くて仕方ない。これで偉くなければ嘘だ。 それは読めば納得できるだろう。 そして後世、人は根本敬のことを特殊漫画家大統領と呼んだ。
読んだ者は皆、因果宇宙へ
特殊漫画家・根本敬をして書かせたこの活字本は、タイトルの通り、彼の人生の点と点を鉄道の駅に例えて書かれたものである。 この本は、直接読んだ人に何かをもたらすわけではない。でも、何かはわからないが、中には何かがある。普段気づかないことに鋭敏に反応させるセンサーのような装置としての本である。 そういえば、松尾スズキがイチローに読ませたい本として挙げていたことが思い出される。 松尾曰く「だってそんなの聞かれてもわかんないじゃないですか」。 なんにもわからない人に唯一薦める手段としての本、そう、そんな本なのだとも思う。わからなさをわかるために、ぜひ。
ベストセラーズ
夜間中学 人生解毒波止場 天然―完全版 亀ノ頭のスープ 怪人無礼講ララバイ
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